フィギュアスケート国別対抗戦(4月11日開幕、マリンメッセ福岡)の記者会見が25日、都内で行われた。男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で争う団体戦で国際スケート連盟(ISU)公認で今季最後の大会になる。

日本のシングルは男子が田中刑事、宇野昌磨、女子は坂本花織、紀平梨花が出場することが発表された。

出場選手たちは、大きな日の丸に、それぞれに言葉を書いた。

宇野は「スタート」としたためて「僕は(23日までの)世界選手権(4位)でいろんな感情を抱いているんですが、来年に向けて僕は変わりたい、イチからスタートしたい、という気持ちがある。この国別対抗戦が今年の集大成ではなくて、来年のスタートという気持ちで書かせてもらいました」と話した。「世界選手権の悔しさを1日でも長く刻んで、成長したい、実力をつけたい」と続けた。

紀平は「笑顔で終える!」としたためた。「今季が始まる時から笑顔をテーマにしていた。達成できた試合も、達成できなかった試合もありました。最後の最後は笑顔で終わりたい。世界選手権(4位)は笑顔ではあったけど、本当の笑顔ではない、ちょっと微妙な試合だったので」と口にした。

坂本は「頑張ろう!」としたためて「最後まであきらめずに自分に勝つこと」と説明。「練習ではやれることをやってきたので、自分のベストを尽くせるようにしたい」と話した。

大会は09年にスタートして、2年に1度開催されている。今大会は日本、ロシア、米国、フランス、カナダ、イタリアで争われる。