レスリングの女子が、04年アテネ大会で採用されて以来初めて男子と「共催」される。16年リオ大会まで男子グレコとフリーの間に行われていた女子だが、東京大会では連日男子2、女子1階級を実施。

世界選手権を含めて世界的な大会では初の試みになる。リオ大会では2日間の6種目で金4、銀1個を獲得した女子だが、今回は毎日金メダル獲得の可能性がある。

世界的に見れば、男子と女子の普及度や人気には大きな差がある。女子の人気を上げるために、世界レスリング連合(UWW)の意向が働いたかもしれない。逆に日本では金メダル候補がズラリと並ぶ女子種目の人気は抜群。男子は成績が上がっても注目度は低い。視聴率が期待できる女子を分散させようという日本のテレビ局の思惑も見え隠れする。ただ、男女同時進行によって、6日間目が離せないのは間違いない。