卓球世界選手権個人戦の混合ダブルスであす23日、前回王者の吉村真晴(25=名古屋ダイハツ)石川佳純(26=全農)組と、森薗政崇(24=岡山リベッツ)伊藤美誠(18=スターツ)組が登場する。同種目は来年の東京五輪で新たに採用されたため、中国も本気度を増し挑んで来る。

その証拠に22日、約1カ月前に初めてペアを組んだばかりの男女世界ランク1位コンビの樊振東、丁寧組が予選から登場し、米国ペアに3-0で勝利。丁寧は「最初にしてはまずまずだった」と述べた。中国はさらに同2位許■、同5位劉詩文ペアもいる。

組み合わせ抽選会の結果、中国両ペアは日本の両ペアとは逆のブロックに入ったため、決勝まで当たらない。一方で、日本ペア同士が準決勝で当たる可能性がある。

吉村は世界ランク1位ペアについて「世界ランク1位同士で東京も見据えているでしょうし、今回の本気度が出ている。今までの世界卓球で1番レベルが高い」と警戒した。(ブダペスト=三須一紀)

※■は日ヘンに斤