B1東地区首位の千葉ジェッツが、同2位の栃木ブレックスを88-83で破り、第1戦に続き連勝、2年連続の決勝に進出した。

点の取り合いとなった第1クオーター(Q)を26-21で制した千葉だったが、第2Qはシュートが決まらず、我慢の展開。41-34と点差を広げたものの、得点は伸びずリズムに乗ることができなかった。

後半に入り、流れを引き寄せたのは、やはり日本代表のPG富樫勇樹だった。第3Q終盤、立て続けにシュートを決め追いすがる栃木を突き放し、65-52と点差を広げた。第4Qに入ると流れは完全に千葉ペース。点差は広がらなかったもののディフェンスやパスカットなどがさえ、時間を有効に使う落ち着いた戦いぶり。残り、3分50秒、富樫の背面パスからフリーで受け取ったPG西村の3点シュートが決まり、試合を決めた。

昨年の決勝でA東京に敗れ準優勝に終わった。選手、ブースター全員が「横浜(アリーナ)に忘れ物を取りに行く」を合言葉に1年間戦ってきた。CSもすべてホームで戦うため、8割を超える驚異的な勝率で東地区を制した。目指してきた日本一まであと1勝。11日、忘れ物をした横浜で、今年こそ王者に輝く。