バスケットボールB1リーグ東地区の秋田ノーザンハピネッツは28日、白浜僚祐(27)と来季の選手契約が合意に達したと発表した。

佐賀県出身の白浜は、Bリーグ発足時の16年にシーホース三河から秋田に加入し、来季は4年目のシーズンを迎える。

ハピネッツ、いやBリーグ屈指のイケメンが秋田に残る決断をした。17、19年にはBリーグオールスターに選出。さらに「Bリーグ・モテ男NO・1選手権」では17年から2年連続で8位入賞を果たすなど、全国区の人気を誇っている。昨季まで指揮を執ったペップHC(50)も「私が求めるバスケを最もハードに体現してくれる(チームに)絶対に必要な選手」と全幅の信頼を置いていた。

やり残したことがある。今季は辛うじてB1残留を決めたが、白浜は「昨季の悔しさを、経験を糧にして来季に臨みたい、目標はチャンピオンシップ出場です」と言い切る。リーグ最高レベルの激戦地区だが、過去3シーズンも戦ってきた。強敵たちの特徴は、頭と体にしっかりインプットされている。

決め手は「秋田愛」だった。白浜は「またこのチームで戦えることに感謝し、謙虚な姿勢で頑張っていきます」と、再びピンクの勝負服を手に取った。そして、何より「日本一のブースターの皆さんと一緒に目標を達成したい」と、クレイジーピンクとの共闘あってこそが、栄光への近道と信じている。

同じくBリーグ発足時から、一緒にチームを支えてきた谷口大智(29)が自由交渉選手リストに公示され、まだチームは決まっていない。最もハピネッツを知る男は、これまで以上にチームをけん引していく。