女子100メートル自由形で、大本里佳(22=イトマン)が、54秒18で優勝した。予選で自己ベストの54秒16を出した勢いのまま押し切った。リレーメンバーの派遣記録54秒42もクリア。4月に獲得していた200メートル個人メドレーに続く「世界切符」となった。初出場の世界選手権(7月、韓国)では個人メドレーでメダル、リレーではチームを引っ張る存在になることを誓った。

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大本が、スタートからトップで押し切った。目標の53秒台はお預けだったが「予選から自己ベストが出て、いい強化が積めている」と納得の表情。この種目のリレー派遣記録突破はただ1人。「1人もいなかったのでそれはまずいと思った。まだまだ(エースの)池江さんのタイムにはほど遠いですが、早くそういう存在に近づけるように」と話した。