世界7位の錦織圭(29=日清食品)が、4回戦前の練習をいつもの通り約30分、軽くショットを確認し終えた。ジュニアの望月慎太郎(16)と軽く打ち合った後、サーブやリターン、フォアのショットを何度も練習した。

望月は錦織と同じく、日本テニス協会名誉顧問の盛田正明氏(92)が設立した盛田基金の援助を受け、米フロリダにあるIMGアカデミーに留学している。錦織が今でも拠点としているところで、同アカデミーでは「何度か練習してもらったことがある」(望月)。

錦織は、ジュニア時代の06年の全仏で、ナダルに決勝前の練習相手として指名された。盛田氏によると「その時の思い出が大きいので、ジュニアたちに自分も伝えたいようだ」。

錦織は4回戦で、同38位のペール(フランス)と対戦する。対戦成績は錦織から6勝2敗だ。