世界7位の錦織圭(29=日清食品)が、赤土の絶対王者ナダルの前に力尽きた

05年初出場初優勝以来、全仏90勝2敗の同2位、ラファエル・ナダル(スペイン)に1-6、1-6、3-6の1時間51分で完敗した。次戦は、17日開幕のゲリーウエバー・オープン(ドイツ・ハレ)に出場予定で、芝コートの初戦になる。主な一問一答は次の通り。

-体の状態は。

錦織 体とメンタル的には意外と大丈夫だった。ただ、動けなくて、簡単なポイントもなかった。

-ベスト8という結果は。

錦織 満足ではないが、これが今週の限界だった。悔いはないが、もう少し上に行きたかったし、つらい中でも、もうちょっといい試合をしたかった。

-ベスト4以上に進むには。

錦織 上位に行くには、ビッグ3の誰かを倒さないとだめ。でも、今でもビッグ3が勝っているし、なかなか簡単じゃない。

-コート上でどんな感じだったか。

錦織 残るタンクのエネルギーは少なかったが、100%のトライはした。ただ、ナダルは、毎ポイント、厳しいショット打ってくる。

-今大会、課題だったフォアの飛びは。

錦織 納得は100%できないが、ここで良くなっていたのは事実。もうちょっといいテニスができていたら、確実にどの試合もストレートで勝っていた。

◆全仏オープンは、WOWOWで5月26日~6月10日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。