“よしよし”コンビ、五輪の予行演習でもダントツ、トップのスタートだ。20年東京オリンピック(五輪)のセーリング競技テスト大会が開幕。第1日は、五輪本番で使用が想定される6レース海域すべてを使い、46カ国および地域から356選手が参加し、五輪で行われる10種目すべてのレースが行われた。

9日に閉幕した470級世界選手権で銀メダルを獲得。セーリングでは、東京五輪代表第1号となった470級女子の吉田愛(38)、吉岡美帆(28=ともにベネッセ)組は「世界選手権でできなかった細かい部分をチェック」と、順位よりも、テストに重きを置いた。しかし、それでも第1レースで2位、第2レースで1位と、通算3点でダントツで首位スタート。第1レースでも、途中まで1位だったが、器具のトラブルで「何とか2位に食い込んだ」。世界選手権後に、新しい艇に変える予定だったが、古い艇をそのまま使用したためのトラブルだったという。「それも(五輪に向けての)ひとつの教訓。失敗を恐れずにやりたい」と、納得していた。

テスト大会は22日まで行われる予定だ。470級は、22日に、メダルレースが予定されている。