日本は決勝で前大会準優勝のフランスに4-2で下し、3連覇を達成した。

初戦の準々決勝で韓国、準決勝でブラジルをともに4-0で勝利。分厚い選手層で柔道発祥国としての力を見せつけた。

強豪ブラジルとの準決勝では、1番手で「寝技の女王」こと78キロ級銀メダルの浜田尚里(28=自衛隊)が70キロ超級で出場。体格差のある78キロ超級の相手を得意の寝技で仕留め、勢いを付けた。3番手の57キロ以下級で、57キロ級銀メダルの芳田司(23=コマツ)は16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)金メダルのシルバに勝利。続いて、男子73キロ以下級で17年世界王者の橋本壮市(28=パーク24)が締めて完封勝ちした。

日本は8月31日までの個人戦全日程を終えて金4、銀6、銅5個のメダルを獲得。男女混合団体では、個人代表に加えて団体代表も安定感があり、“本家”の意地を示した。

 

▼男女団体代表

男子 橋本壮市、村尾三四郎(18=東海大)、影浦心(23=日本中央競馬会)

女子 玉置桃(24=三井住友海上)、大野陽子(29=コマツ)

 

◆柔道男女混合団体 20年東京五輪の新種目。チーム構成は男女3人ずつの計6人。男子は73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超。同じ階級の選手同士が対戦し、決着がつかない場合はゴールデンスコア(GS)方式の延長戦。引き分けはない。チームの勝敗が並んだ場合は、無作為に選ばれた階級の選手同士が代表戦を行う。試合時間は4分。