立命大が貫禄のプレーで開幕3連勝を飾った。第1クオーター(Q)、エースRB立川玄明(ひろあき、3年)が先制のTDランを奪うと、24-0の大量リードで迎えた第3Qでは、QB荒木優也(4年)が46ヤードTDパスを決めダメ押しした。

第2Qでも35ヤードのTDパスを決めた荒木は「OLがしっかり止めてくれたので。(前節の)同大戦はオフェンスが翻弄(ほんろう)されてしまった。今日は自分たちの形で入っていけたのが良かった」と充実の表情を見せた。前年はリーグ2位。甲子園ボウル出場も夢と消えた。「去年は球離れが遅かった。(今年は)細かいところにボールを落とせるようになった」と成長を実感した。

荒木のパスに古橋由一郎監督(54)も「プラン通り」と納得のプレーだった。4年の荒木に求めるものは「リーダーシップ、自分が仕切る、自分の色をもっと出してほしい」とさらなる活躍に期待を込めた。【南谷竜則】