競泳女子の長谷川涼香(19=東京ドーム)が25日、3週間のオーストラリア合宿に出発した。現地では数多くの五輪選手を育てたマイケル・ボール氏の練習に参加する。最初の1週間は単身で過ごす日程で、長谷川にとって初の単身修行になる。

現地での合宿は3年連続だけに「みんなと楽しくコミュニケーションをとりたい。英語はだいぶ聞き取れるようになってきたので。高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」とにっこり。2週目からは父の滋コーチが合流する。

23日の東京都オープン200メートルバタフライでは2分8秒03で優勝した。調整なしで、日本水連の東京五輪派遣標準記録2分8秒43を上回った。冬季にもかかわらず好タイムを出している。「東京都オープンの前に3週間ぐらい長い距離を泳いで追い込んできた。そのベースにして、最後の15メートルで泳ぎが止まることがないようにしたい」と話した。