ウィザーズのルーキー八村塁(21)がセブンティシクサーズ(76ers)戦で開幕から20戦連続で先発して自己最長の42分31秒プレーし、4試合連続2桁となるチーム最多の27得点、7リバウンド、2スチールの活躍。チームは逆転勝ちし、4試合ぶりの勝利に貢献した。八村は「(チームとして失点を)113点に抑えられ、これまでに比べてもディフェンスが良かった」と振り返った。

1試合前には初めてセンターのポジションでプレーしたが、この日は本来のパワーフォワードに戻った八村。第1クオーター(Q)では残り約5分半で後ろ向きにレイアップシュートを決めるなど4得点を挙げた。

第2Qは15得点の荒稼ぎ。序盤から2点シュートを立て続けに決めて追い上げムードを盛り上げると、1点差に迫った残り約3分半でダンクシュートを試みてファウルを誘い、フリースローを2本成功させて逆転に成功。さらに残り3分を切ってからはダンクシュートや3点シュートなどを次々と沈め、リードを広げた。

八村は前半だけで19得点。3点シュートを6本すべて成功させるなど22得点のベルターンスとともに得点源となり「オフェンスが最初から乗っていた中で、自分もそれに乗ることができた」。この時点で3リバウンドを記録するなど守備面も光った。

第3Qでも開始早々に2点シュートを決め、自身5度目となる20得点以上をマーク。第4Qでは指を気にするしぐさを見せながらも、1対1の守備で強さを示すなど貢献。終盤に2点シュートやフリースローを成功させ、デビューから2番目に多い27得点を挙げた。出場時間は初めて40分を超え「けが人が多くなっている中で、プレータイムが伸びている。体調管理もしっかりしないと」と浮かれることはなかった。