20年東京オリンピック(五輪)のテスト大会でフェンシング高円宮杯ワールドカップ(W杯)の記者会見が12日、本番会場の千葉・幕張メッセで行われた。日本男子フルーレが出場し、13、14日に個人戦、15日に団体戦が行われる。

それぞれメダルが懸かる試合では、五輪本番でも実施予定の「フェンシング・ビジュアライズド」のテストも行う。11月の全日本選手権で実施されて話題となった、剣先などを可視化する仕組みだ。

東京五輪出場を懸けた大事な一戦でもある。選考レースは各大会での獲得ポイント数による年間ランキングで争われ、世界ランク4位以内か大陸別1位になれば出場が確定。現在世界ランク7位の男子フルーレは、アジア内でも同5位韓国、同6位香港に次いで3番目。団体戦主将の松山恭助(22=早大)は「本番会場の雰囲気を振り返るのは大会が終わってから。まずは団体戦でベスト4以上に入りたい」と意気込んだ。