レスリング女子の元日本代表監督で昨年6月にパワハラ問題などで至学館大監督を解任された栄和人氏(59)が19日、第1日を迎えた全日本選手権(駒沢体育館)で監督に復帰し、選手のセコンドについた。

最初の試合では「胸が張り裂けそうだった」とし、「生きがいを感じる。選手が活躍するのを楽しみに頑張ります」と述べた。昨年4月に伊調馨へのパワハラが認定され、強化本部長を辞任。その後に至学館大監督を解任されていた。東京五輪の出場が消滅し、今大会を欠場した伊調も練習拠点の日体大のセコンドを務め、試合時間が重なるタイミングもあった。