東レはサントリーに0-3でストレート負けし、2連敗を喫した。ホーム2連戦で勝てず、ファンを喜ばすことはできなかった。第3セットは一時リードを奪うも、終盤にミスが連続して競り負けた。篠田歩監督(40)は「終盤にミスが出るということは、弱いということ」と振り返った。

サントリーのロシア代表ミドルブロッカーで、身長218センチのドミトリー・ムセルスキー(31)への対応に手を焼いた。星野秀知主将(29)は「相手は柱がいて、周りも安心してプレーしている。力でねじ伏せられる場面が多かった」と唇をかんだ。

7勝10敗で年内のリーグ戦を終え、10チーム中5位。ファイナルステージ進出枠の5位以内にいるが、楽観できる成績ではない。次戦は約3週間の中断期間を挟み、来月11日、FC東京と対する。篠田監督は「何か変化をさせないと。新しい風を吹かせるのも手だと思っている」と、選手の入れ替えを示唆した。【古地真隆】