男子決勝でサンロッカーズ渋谷が川崎との大接戦を78-73で制し、日立東京として優勝した2015年以来5年ぶり2度目の頂点に立った。

MVPに選ばれたベンドラメは、「全員バスケで勝ち切れた。ディフェンスから流れを作る自分たちのスタイルを、天皇杯の決勝で表現できた。リーグ戦後半に向けても自信になる」と胸を張った。

SR渋谷はスペイン代表経験を持つサイズが得点源となり、前半を35-35の同点で折り返した。第3クオーター(Q)では杉浦、山内らが外角シュートを効果的に決め、59-55と4点リードで最終Qへ。第4Q残り5分を切った後に追い付かれ、さらに一度はひっくり返されたが、山内が再投入直後に3点シュートを決めて再逆転。最後までもつれる展開となる中で、持ち味とする守備から素早く攻撃に移るバスケットを継続して競り勝った。

サイズはチーム最多22得点。準決勝の滋賀戦に続いて20得点以上を挙げ、「試合開始からエナジーを出して戦えた」と充実感に浸った。