バスケットボールBリーグ1部東地区のレバンガ北海道は4日、松島良豪(28)の今季限りでの現役引退を発表した。5日に札幌市内で会見を行う。

松島は沖縄県出身。小禄高から国士舘大を経て、兵庫(現西宮)でキャリアをスタート。15-16シーズンに北海道に移籍してからは司令塔として攻守に貢献。またチームNO・1のエンターテイナーとして試合前に披露する「松島劇場」と銘打ったパフォーマンスでファンから愛されていた。

加入5年目の今季は34試合に出場(うち先発18試合)で97得点。前日2月3日は28歳の誕生日。2月2日の富山との試合後にはチームメートからケーキを顔にぶつけられて祝福される様子がチームの公式ツイッターで伝えられていた。

チームはすでに現役最年長の49歳折茂武彦が開幕前に今季限りでの現役引退を表明していた。

松島はクラブを通して「このたびは、突然のご報告となり申し訳ありません。私事ではありますが、今シーズン限りで引退することを決意いたしました。理由としては、指導者の道を歩みたいという想いがずっとありまして、指導者になるためにはこのタイミングが一番よいと判断しました。今後は指導者としての道を歩むべく勉学に励みたいと考えており、今シーズン終了後の大学院進学を目指し、先日合格することができました。そのことで、外部からの憶測等で誤解を生むことなく、自分の言葉で、いつも応援してくださる皆さんに伝えたかったので、このタイミングでの発表とさせていただきました。詳しくは明日の記者会見でお話しさせていただきます。残りのシーズンもレバンガ北海道の応援を引き続きよろしくお願いいたします」とコメントした。