10連勝中だった千葉の進撃がストップした。日本代表候補の富樫勇樹(26)を含めて多くの選手がシュート精度を欠き、接戦を落とした。

7本放った3点シュートの成功は1本に終わるなど9得点にとどまった富樫は、「シュートもそうだし、チームとしてのペースも含め、ガードとしての役割を果たせなかった」と悔しそうだった。

Bリーグ初の1億円プレーヤー。この日は本来の出来にはなかったとはいえ、それでも持ち味のスピードを生かして相手守備陣を振り切るなど、満員のアリーナを何度も沸かせた。

日本代表の司令塔としても期待される存在。昨年7月の合宿中に右手を骨折した影響で9月のW杯は欠場したが、今月3日から3日間行われた強化合宿で久々に代表に復帰し、「強度の高い練習ができた」。21日にはこの日と同じ会場でアジアカップ予選の中国戦が行われる。「そこに向けてしっかり準備したい」と意気込む。

東京五輪まで残り半年を切った中で、「オリンピックに出たいという気持ちはずっと持ち続けているが、まずはリーグで結果を出したい」。2年連続チャンピオンシップ準優勝のチームを、頂点に導く決意を示した。