東地区9位ウィザーズのルーキー八村塁(22)は、ケガから復帰後7試合連続で先発したが、28分の出場で10得点、8リバウンド、4アシストに終わった。チームは2月未勝利で8連敗中だったブルズに敗れ、20勝35敗となった。

第1クオーター(Q)は9分の出場で8得点とまずまずの入りだったが、第2Qは残り7分20秒から出場するもパスミスや、自陣でターンオーバーされるなど精彩を欠き、無得点。ファウルを重ねベンチに下がった。後半も1人奮闘するビールをサポートすることができず、わずか2得点に終わった。

「1巡目対決」に敗れ、W杯のリベンジもできなかった。全体7位で指名されたブルズのコービー・ホワイトにチーム最多の33得点を奪われた。ホワイトは前試合続いてキャリアハイの33得点。3点シュートを次々と決め、チームに勢いをもたらした。昨年9月のW杯で対戦したチェコ代表サトランスキーにも13アシストを許すなど自由にプレーさせてしまい、流れを失った。

平均失点が30チーム中最下位のウィザーズは第3Qまでに101失点。格下相手に課題のディフェンスがこの日も機能せず、大量失点につながった。また、この試合でキャリアハイの53得点を挙げたビールが通算1万1103得点となり、ウィザーズの歴代2位となった。