バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)大阪で、新型コロナウイルスにおけるクラスター(感染者集団)発生の可能性が出ている。8日、新たに3選手が陽性判定を受けたと発表。チーム内の感染確認は計8人(選手7人、チーム関係者1人)となり、今後も選手、関係者がPCR検査を受ける予定でいる。

オンラインで記者会見した安井直樹代表は「8人の陽性者が出ている事実は重く受け止めています。クラスター判定は、会社が判断することではないというのが正直なところ。認定されれば、その通りになりますし、現状は認定の連絡を受けているわけではないです」と丁寧な口調で説明した。

国内のプロスポーツチームでは最多の感染者数となり、全てのメンバーの健康と回復を最優先に対応を進めている。現状について、安井代表は「非常に大阪エヴェッサがご迷惑をおかけしていると痛感しています。感染の経路がまだ明確になっていないという状況です。なかなか、私どもが『こうしたからこうなった』というのを、他のスポーツチームに共有できないことが、苦しいというか、難しい状況です」と言及した。

今後は選手、関係者、スタッフ全員のPCR検査を希望しており「『こういうことをしなければ、こういう現象を抑えられた』というのを、できる限り明確にして、スポーツ界に対して発信していきたいです」。できる限りの情報提供を約束した。【松本航】