フィギュアスケートで18年平昌五輪日本選手団コーチの林祐輔容疑者(42)が18日、無免許運転で一時停止違反をしたとして、道交法違反の疑いで兵庫県警尼崎北署に逮捕された。

今季は新型コロナウイルスの影響で中止となった世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)代表の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)を担当。県内のリンクを拠点に、ジュニア以下の選手の指導も行っていた。

逮捕容疑は14日、尼崎市内の交差点で乗用車を無免許で運転した上に、一時停止線で止まらなかった疑いがもたれている。署によると、同容疑者は1人で運転していたという。

同日は交通反則切符を交付したが、15日に本人を名乗る男性から「無免許でした」と署に電話があり、確認作業を行った上で逮捕した。

林容疑者は交通違反で17年1月に免許取り消し処分となったが、その数カ月前に遺失届を提出。免許証の再交付を受けていた。

今月14日に一時不停止した際には、見た目では、期限が有効である免許証を提示していたという。

過去の免許の取り扱いが適切だったかについて、同署は「これからの捜査」としている。