日本ラグビー協会理事の谷口真由美氏(45)は11日、21年秋に開幕を目指す新リーグに関して「難しい」との見解を示した。

オンラインで新リーグ説明会を開催。新リーグ法人準備室室長を務める谷口氏は、トップリーグに代わる新リーグの開幕について「21年秋の早い段階は難しいと考えている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪が1年延期になった。五輪期間、秩父宮ラグビー場は駐車場になり、芝生を戻すまでに2カ月かかる」と説明。開幕が22年1月以降にずれ込む可能性も示唆した。

新リーグ参入希望のチーム・団体を4月30日まで募集したが、新型コロナウイルスの影響などを考慮して、期日を「緊急事態宣言解除から1カ月後」と再設定したことも報告。新リーグは3部制を導入し、参加団体は事業機能を持ち、チーム名に地域名を入れる、1試合当たり1万5000人の観客動員を目指すなどの参入要件がある。