バスケットボールBリーグの横浜ビー・コルセアーズは18日、19-20年シーズンの最優秀インプレッシブ賞に輝いた田渡凌(26)との契約が満了となり、自由交渉選手リストに公示したことを発表した。

田渡は今後、来季の所属先を求め、横浜を含めた他チームとの交渉を行っていく。

田渡は高校卒業後、米カリフォルニア州の大学でプレーした後、17-18シーズンから横浜に入団。3シーズン目となった今季は、主将として全試合に出場し、1試合平均23・6分、7・0得点、2・2リバウンド、4・3アシストを記録した。また、世間にバスケットの認知度を高めるため、恋愛バラエティー「テラスハウス」に出演。さらに新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛の人たちに向けた「エアロビチャレンジ」を自身のSNSで公開し、100万回以上再生されるなど、ユニークな活動でファン獲得に取り組んだ。

8日にオンラインで行われたBリーグ表彰式では自前だというエアロビクスの衣装で登場。「自粛で盛り上げようとしたのが評価されて本当に光栄。選手としてまた頑張らなきゃいけない」と語っていただけに、人気と実力を兼ね備えた田渡の今後が注目される。