日本ラグビー協会は20日、オンライン形式で理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、収入面の大幅減少を報告した。

理事会後、合同取材に応じた岩渕健輔専務理事(44)は、国内で行われる6月のウェールズ戦と7月のイングランド戦の中止を受け、「財政面のインパクトは10数億円が決まった。収入面はかなり厳しいが、しっかり対策したい」と説明した。新型コロナの収束状況を見ながら、代表戦を「いち早くやりたい」と主張したが、一方で「国によっての事情も異なり渡航制限もある。ワールドラグビー(WR)としっかり話し合いたい」と、慎重な姿勢も示した。

18日に現役引退を発表した代表歴代98キャップのロック大野均(42=東芝)への功労賞の贈呈も検討していることを明かした。