B1新潟アルビレックスBBは29日、PG柏木真介(38)の退団を発表した。球団は4月30日に自由交渉選手リスト公示後も残留交渉を行っていた。

柏木は18-19年シーズンに名古屋Dから移籍し、同年の中地区初優勝に貢献。リーグのMIP賞を受賞するなどタイトな守備と日本代表に名を連ねた経験で精神的支柱になった。球団を通じて「2年間という短い期間でしたが、新潟アルビレックスBBという伝統と歴史のあるプロチームでプレーできたことは僕にとって誇りであり、バスケット人生においても大きな財産になりました」とコメントした。

新潟はSG今村佳太(24)が琉球に移籍したほか、PG森井健太(24)、PF鵜沢潤(38)、SG上江田勇樹(32)ら昨季の主力が退団。新戦力として島根から4季ぶりに復帰するSG佐藤公威(36)を獲得した。福田将吾・新監督(36)が指揮を執る20-21年シーズンに向けて、大幅な刷新が進められている。

◆柏木真介(かしわぎ・しんすけ)1981年(昭56)12月22日生まれ、北海道出身。東海大四高-中大。04年日立に入団し、リーグ新人王を獲得。06年にアイシン(現三河)に移籍し、07-08年にはリーグMVPに輝いた。17年に名古屋Dに移籍し、18年から新潟に。19-20年は39試合出場、1試合平均4・4得点、同2・9アシスト。183センチ、83キロ。PG。