19年ラグビーW杯日本代表として過去最高の8強入りに貢献した福岡堅樹（27＝パナソニック）が、あらためて15人制日本代表活動から身を引く意思を表明した。

14日、オンラインで行われた記者会見に出席し、7人制日本代表からの引退を正式に発表。15人制はパナソニックの一員として、トップリーグの次のシーズンでも雄姿を見せる予定だが「2019年のW杯で日本代表引退を伝えましたので、基本的にはその通りにすると思っています」と代表活動への参加は否定した。

かねて人生設計に盛り込んでいた東京五輪出場は、新型コロナウイルスの影響による1年延期で断念。それでも「基本的に自分の中で決断する時に、自分でコントロールできないものが存在する。そこに悩んでも、どうすることもできない。すんなり受け入れるしかない。前向きに次のことを考えるのが一番。最終的にその道へ進んだときに、後悔しないような道を選びたい」と力強く言い切った。終始、すがすがしい表情で、今の思いを明かした。