B1新潟アルビレックスBBは29日、全体練習をアオーレ長岡で行った。

社会人・東北リーグのJR東日本秋田から移籍し、村上市出身で初のBリーガーとなったSF大矢孝太朗(25)がチャレンジの日々を過ごしている。

練習後、大矢は福田将吾監督(36)に質問をした。「守備の動きについて確認しました。遅れてプロ入りした分、まだわからないところが多いので」。感じた疑問はすぐに解決しようと努めている。193センチ、87キロの細身ながら、跳躍力とリバウンドが武器。3点シュートをはじめ、プレーの幅を広げることをテーマに10月の開幕に備える。

東海大では主力だったが負傷したひざを考慮し、進路は社会人に決めたが徐々にBリーグでプレーする思いが強くなった。B1秋田のPG中山拓哉(26)ら東海大の同期は5人がBリーガー。「彼らが刺激になった」と、トップカテゴリーへの挑戦を決めた。

Bリーグ=新潟だった。保内小の時にはbjリーグ新潟の前座試合に出場、当時活躍していたのはチームメートとなったSG佐藤公威(36)だった。新潟商と東海大の先輩、SF池田雄一(37)は憧れの選手だ。「一緒のチームでできることがうれしい」。高いモチベーションは「気持ちで負けないプレーをする」という意欲につながっている。【斎藤慎一郎】

◆大矢孝太朗(おおや・こうたろう)1994年(平6)8月16日生まれ、村上市出身。新潟商では3年時にウインターカップ3回戦進出。東海大4年時にインカレ準優勝。JR東日本秋田では国体成年男子の部3連覇、今年2月の全国社会人地域リーグチャンピオンシップ準優勝。193センチ、87キロ。背番号3。