4輪ドリフト大会「FORMULA DRIFT JAPAN」第1戦(日刊スポーツ新聞社後援)は2日、宮城・スポーツランドSUGOで32台による決勝トーナメントを行い、植尾勝浩(48、VR180)が初優勝した。決勝で高橋和己(29、BMW E92)を下した。

悲願のタイトルに植尾はコース上で男泣き。「不注意でギックリ腰になり、自分の良い走りができなかった。それでも無観客のライブ配信で皆さんに楽しんでもらおうと、楽しんで走ることはできた」と話すと、最後は「ホントに勝ちたくて…」と涙で声を詰まらせた。

予選1位の玉川艶哉(よしちか、45、JZA80スープラ)が3位。2年連続5度目の年間王者を狙うアンドリュー・グレイ(42=スコットランド、レクサスRC)が2回戦で、昨年総合2位の山下広一(52、JZX100マーク2)が準々決勝でそれぞれ姿を消すなど、波乱の開幕戦となった。第2戦は29、30日に滋賀・奥伊吹モーターパークで行われる。