女子7人制チームのアザレア・セブンが、主催大会「アザレア・セブンズカップ」で優勝した。福井女子闘球倶楽部とマリンフェアリーズ富山の選抜、東海大静岡翔洋高女子の3チームによる総当たり戦に連勝。昨春のチーム設立時から大きく成長し、日本人選手だけで初タイトルを奪取した。東海大静岡翔洋高は、福井・富山選抜に40-0の完封で、準優勝した。【倉橋徹也】

アザレア・セブンは第1試合で福井・富山選抜に完勝した。前半2分、CTB草野可凜(24)の先制独走トライを皮切りに4トライ20得点し、後半もプロップ夏目海久(みく、19)の2トライなどで17得点。終始敵陣でプレーし、巧みなパスワークで相手を翻弄(ほんろう)した。

2戦目の東海大静岡翔洋高戦は、15人制日本代表経験のあるSO横山里菜子(33)が奮闘。2点ビハインドの5-7で折り返した後半1分、左サイドへ逆転トライを決めると、同3分にも相手のノックオンボールを奪取し中央にトライを決めた。福井・富山選抜戦では7本中6本を失敗したゴールキックも、しっかり2本決めて勝利に導いた。横山は「使用球がいつもと違ってなじめず、1試合目はゴールキックが入らなかった。翔洋高は勢いがあってやりにくかったけど、相手守備をずらしてかわせた」と振り返り、優勝を喜んだ。