団体戦で新潟県1位の八海がベスト8進出を決めた。3回戦で日本文理大付(大分)を3-3の勝ち点差で逆転勝ち。県2位の北越は初戦2回戦で岐南工(岐阜)に1-6で敗れた。

八海のメンバーが執念を見せた。日本文理大付に前半の3階級(55キロ級、60キロ級、65キロ級)で3連敗。だが後半の3階級(71キロ級、80キロ級、125キロ級)で3連勝。71キロ級の山賀秀(3年)は「相手を殺す気で行った」とTフォール勝ち。勝った3階級すべてが無失点で、敗れた3階級も2階級で得点するなど内容で上回り獲得した勝ち点、13-12で振り切った。

関川博紀監督(47)が3日、選手との練習で負傷し入院。セコンドには特例措置で新潟県央工の島袋慶生監督(23)が代行でついていた。「監督がいなくてもできるところを見せたかった。賞状(8強以上)をプレゼントしようとみんなで話した」と80キロ級でTフォール勝ちの関優太(3年)。山賀は「ここまできたら優勝を目指す」。恩師に最高の結果報告を誓った。