東地区強豪同士の対戦は、終始リードを保ったB1千葉ジェッツがアルバルク東京の反撃をしのいだ。千葉は8勝2敗、A東京は7勝3敗となった。

千葉は新戦力でスペイン代表候補のセバスチャン・サイズ(26)が攻守で活躍した。両チーム最多となる27得点を挙げ、11リバウンド、2ブロック、1スチール。「最初から積極的にいこうと考えていた通り、しっかりプレーできた。チームの勝利に貢献できた」と満足そうだった。

身長205センチの長身プレーヤーで、SR渋谷から移籍した。存在感は絶大で、この試合の終盤にミスをしたA東京の田中は「焦りはなかったが、サイズ選手のブロックが気になってしまった」。A東京のパビチェビッチ監督も、「サイズが千葉に加わり、高さの面でよりアップグレードした」と口にした。

出身国のスペインはFIBAランキングで米国に次いで2位の強国。その代表チームの一員として、東京五輪の舞台に立つことを目指している。「どのアスリートにとっても、自国代表としてオリンピックでプレーすることは一番の目標。そのチャンスがあることで、モチベーションを高く持てている」。日本で活躍することで、母国にアピールを続ける。【奥岡幹浩】