日本記録保持者の新浜立也(24=高崎健康福祉大職)が、苦悩を明かした。

13日の同帯広大会の前日練習で転倒し、強行出場して16位だった。この日のレースは35秒04で2位だったが、「やりたいことは正直できなかった。帯広での転倒が響いている。クラッシュした分、そこに対しての恐怖心が生まれている。今大会の練習、レース中も『また転ぶのでは』との恐怖心があり、よみがえってきた」と打ち明けた。

転倒の恐怖からコーナーでの加速ができず、少し減速しての“安全運転”になっているという。過去にも転倒経験があり、スピードと技術が向上しているからこそ、「転倒は交通事故レベル」と強調した。克服するためにも、「練習して自信をつけるしかない」と気持ちを切り替えた。

村上右磨が34秒74で制し、山中大地が35秒26で3位だった。