ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機は9日、元日本代表FB五郎丸歩(34)が今季限りで現役を引退すると発表した。

五郎丸は16日に記者会見を開き、来年1月16日に開幕するラストシーズンに向け、その思いを語るという。

2015年W杯イングランド大会で見せた「五郎丸ポーズ」で人気になり、19年W杯日本大会ではテレビ解説を務めるなど、抜群の知名度を生かして活躍の場を広げていた。今季優勝チームを決めるプレーオフは、来年5月に行われる。五郎丸のユニホーム姿が見られるのは、来年春までとなった。

五郎丸は05~15年に日本代表として57試合出場。プレースキックを任されて得点を量産し、最多得点記録の「711」は、現在も破られていない。ベストフィフティーンに選ばれた15年W杯後は、スーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)やフランス1部トゥーロンでプレー。08年からトップリーグ出場を続け、コロナ禍で中断された昨季も5試合に出場。トライ後のゴールキックを計19本決め、健在ぶりを示していた。