NBA2年目を迎えたウィザーズの八村塁(22)がオープン戦初戦に臨み、先発して約23分間の出場で両チーム最多タイの18得点を挙げ、4リバウンドを記録した。

第3クオーター(Q)には一挙12得点の大活躍。精度向上に取り組んできた3点シュートを次々と3本成功させ、「オフシーズンに練習してきた。ちゅうちょせず、どんどん打った」。巧みに相手マークを外してのシュートも決めるなど、前半大量リードを許していたチームに追い上げムードをもたらした。

けがからの復活を期す元MVPデュラントとマッチアップ。「小さい頃から見ていた選手」と対峙(たいじ)し、堂々と渡り合った。第1クオーター(Q)にはリバウンドを奪取からすかさずダンクをたたき込むと、第2Q途中にはリングの下でボールを受けてフェイクを入れたあと、左手一本でダンク成功。体幹強化に励んできた成果を感じており、「身体も強くなっているとコートで感じた。身体の使い方も少しずつ良くなっている」。23日のシーズン開幕戦に向けて、しっかりと手応えをつかんでいる。

ウィザーズは17、19日にワシントンでのオープン戦2試合が組まれている。この日のネッツ戦ではいずれも出場しなかった新加入のウエストブルックや、エース格のビールも本拠地でプレーするとみられ、八村は「ラッセルやブラッドとやるのが楽しみ」と、心待ちにしている様子だった。