2020年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「密」に決まり、日本漢字能力検定協会が14日、京都市東山区の清水寺で発表した。日刊スポーツでは恒例の各界著名人の今年の1字を紹介します。

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柔道オリンピック(五輪)代表の阿部詩が選んだ今年の漢字は「考」。2月末に五輪代表に決まったが、3月の五輪延期に伴い「考えた1年」になった。トレーニング中心の生活が4カ月以上続き、柔道の稽古は7月から本格的に始めた。勝ちパターンを増やすために、低い技や足技などの技術を磨いた。現在は約11カ月ぶりの実戦となる来年1月のマスターズ大会(ドーハ)の出場を目指している。「コロナ禍でどうやって強くなれるか考えた。進化するため、五輪金メダルを取るために普段考えないようなことにも取り組んだ」と話した。