リズムダンス(RD)2位で、カップルとして初出場の村元哉中(かな=27)高橋大輔(34=ともに関大KFSC)組はFD84・03点の3位にとどまり、合計151・86点で2位となった。小松原美里、小松原尊(倉敷FSC)が、合計175・23点で3連覇した。

村元、高橋組はその場で回転する「ステーショナリー・リフト」で崩れるなどミスがあり、高橋は「ミスはミスなので、深く反省して次につなげます」。村元は「課題はたくさんあって…。どっちかとかじゃなく『2人で1つ』ということで、スピード感が練習でできていても、本番で出せなかったり。ユニゾンは時間がかかる。リフトとかはもう少し安定できるように。(課題は)本当に全部という感じです」と振り返った。

前日26日のRDでは、演技5時間前の負傷を乗り越え、5組中2位発進していた。午前の公式練習中に2人で転倒し、村元が左膝を負傷。「自分の全体重が哉中ちゃんに乗っちゃって…。やばい。生きた心地がしなかった」と高橋が肝を冷やす中での演技となった。痛み止めを飲んだ村元は左膝に巻いていたテーピングを外し、氷に乗ると、膝を曲げる表現も避けずに演じきった。

FDへ、村元は「明日どうなるかだけど、せっかくの全日本なので滑れる状況にしたい」。高橋は「全力で準備したい」と話していた。

この日朝の公式練習は必要最低限の確認にとどめ、挑んだFD。村元は「朝の練習で思った以上に痛みがあった」と明かしながらも「大ちゃん(高橋)が100%サポートしてくれて、守ってくれた感じがある。とりあえず感謝しています。まとめられて良かった」とパートナーに感謝した。

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