過去全国制覇2回の強豪・盛岡工(岩手)も、関西学院(兵庫)に0-43で敗れた。相手の攻撃に翻弄(ほんろう)され6トライを献上し、SH兼平歩雅(3年)主将は「(相手の方が)個のレベルが高かった。思うようなプレーをさせてもらえなかった」。

それでも0-31の後半8分、兼平主将を軸に攻め立て、敵陣ゴール前5メートルの位置まで押し込んだ。トライこそならなかったが、最後まで執念を見せた。兼平主将は「持ち味の前に出ていく姿勢は貫けたので、悔いはない」と涙で振り返った。