6大会連続39回目の出場となった常翔学園(大阪第3)は、鹿児島実(鹿児島)を後半15分の1トライ1ゴールのみに抑え、1月1日の3回戦に駒を進めた。1回戦では日川(山梨)に76-0と快勝。2戦連続で高いディフェンス力を見せつけた。花園通算98勝となった。

前半19分には2年生SO仲間航太が自らのパスキックを獲得し、そのままトライを決めるなど躍動感あるラグビーを披露。組織的なディフェンスでボールを奪い、攻撃に転じるスタイルで、前半を43-0で折り返すと、最終スコア67-7と点差をつけた。

後半8分にはSO仲間がドロップゴールを決めるなど、戦術的ラグビーが際立った。

司令塔のSO仲間は「2回戦で強くなった相手に、1回戦と同様、ウチのラグビーをやることがテーマでした」。キックでエリアを獲得し、アタックではFWがテンポよくタテを突く。前半には3本目から4本連続でノーホイッスルトライを決めた。FWのアタックがBKでワイドに展開する場面まで行かず、圧倒的なパフォーマンスを続けた。

野上友一監督(62)は「1回戦と同じ、予定通りです。コロナの自粛期間があったせいか、みんな喜んで一生懸命ラグビーをしてる。すがすがしくて、よろしなあ~」と選手の生き生きとした動きを喜んだ。3回戦の相手がシードの関西学院でなく、流通経大柏になったことを聞くと「え? かんがっ…関学負けたん?」とかむほど驚いた後「そらはよ帰って、流経さんの試合見な」と引き揚げた。

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