26大会連続出場の強豪・流通経大柏(千葉)が白熱した接戦を制し、3回戦に進出した。

後半戦で勝負をつかんだ。前半3分に先制を許したが、前半20分、敵陣ゴール前5メートル付近でフッカー当真蓮(3年)が左中間ラックより持ち出して同点トライ。7-7の後半7分、敵陣ゴール前5メートル付近、ラックから2メートルの長身DF・ディワンズ・ワーナー(3年)の右中間トライで勝ち越した。後半23分にもトライで加点したが、最後まで攻撃の手を緩めず。試合終了間際の後半31分、敵陣5メートルライン付近から、プロップ土屋英慈(2年)が食い下がる相手の守備陣を突破し、ダメ押しの右中間トライを決めた。平均身長180・6センチ、体重101・5キロの重量級軍団が攻撃力の高さを示した。

シード校の撃破は14年に相亮太監督(39)が就任してから初めて。「花園は短期決戦でポジティブな言葉を出して、選手を勇気づけてきた。試合の中でどんどん選手から笑顔も見えて、自信を持ってやれてる感じがしました」と安堵(あんど)の表情。存在感を見せたワーナーは「練習でやっていたアタックやドライブが出せた。ほぼパーフェクトな感じです」と誇らしげだった。

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