30大会連続30回目の出場となった石見智翠館(島根)が接戦を落とした。後半29分までリードするも、試合終了間際に逆転を許した。

理想的な流れだった。前半4分、NO8のグアイニ優人(3年)のトライで先制。同14分にはFB上ノ坊駿介(2年)が防御ライン裏へのキックを自ら獲得して追加点を奪った。前半で19-7と主導権を握った。

だが、後半はFW戦で前に出られ、最後は1ゴール差の敗戦。フィフティーンの目には悔し涙が残った。安藤哲治監督(47)は「う~ん…。なんとも…。悔しいですね。このチームをベスト8以上に行かせられなかったことが悔しい。もっと上でできるチームでした」。何度も鋭いタックルを披露したCTB松本壮馬主将(3年)は「ベスト16で『いい試合をした』と言われるのは正直いらない。勝たないと…」と肩を落とした。