前回大会の王者、桐蔭学園(神奈川)が、準々決勝に勝ち上がった。仙台育英(宮城)に計8トライを挙げて、53-3と力の差を見せつけた。

風下に立った前半、キックを上手く活用して敵陣に進入した。FB矢崎由高(1年)のトライを皮切りに前半だけで3トライ。風上に立った後半はさらに5トライを加えて快勝した。ロックの青木恵斗(3年)は3トライを奪い、ハットトリックを達成した。藤原秀之監督は「もっともっと質の高いアタックが必要だが、だいぶテンポが良くなってきた」と手応えを感じていた。

今大会で勇退する敵将の丹野博太監督が日体大時代の先輩だ。藤原監督は、「1年間同じ部屋だった時にとてもお世話になりました。勇退する前に試合ができてよかった」と名残惜しんだ。