大阪朝鮮高(大阪第2)が終盤のピンチをしのぎきって、10大会ぶり3度目の4強進出を決めた。

前半は、17分にNO・8金勇哲主将(3年)が先制のトライを決めてゴールも成功し、7-0。後半は流通経大柏にトライを許した直後、FB金昂平(3年)がカウンターを仕掛け、ノーホイッスルトライで突き放した。

正念場は4点リードの後半29分から。ロスタイム2分のアナウンスが流れた後、2メートル超のロック、ディアンズ・ワーナーら大型選手のそろった相手FWの攻撃に、自陣ゴール前でくぎ付けになった。時計表示35分間近に相手スクラムでターンオーバー、金勇哲主将がタッチを切り、ノーサイドと思われたが、まだ試合は続き、ゴールライン上の相手モールに対し、14人で守り切った時、表示は実に39分。10分間も耐えた。

金勇哲主将は「相手のドライビングモールには、何枚でも入るつもりで守りました。ひたむきで泥臭い、伝統のディフェンスができました」。まだ越えたことのない準決勝に向け「目標は全国制覇です。次は歴史を塗り替えたいです」と話した。

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