御所実(奈良)を率いる竹田寛行監督(60)が、教員として最後の花園を終えた。

前回大会の決勝で敗れた桐蔭学園(神奈川)に8トライを献上。今後も監督は続けるが、本年度で定年を迎える名将は「見守ってあげることしかできなかった。最後までやろうとしてくれた。これからの人生の方が長い」と口にし、選手1人1人と握手した。

前半8分にラック際を押し込まれ、先制トライを許した。反撃に出たかったが、3分後の11分にもラインアウトからのモールで失点。早々に主導権を握られた。SH登根大斗主将(3年)は「竹田先生の教員生活、最後の1年。最後までやり切れなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙を流した。

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