B1アルビレックス新潟BBが連勝で新年のスタートを切った。

京都ハンナリーズに82-74で競り勝った。連勝は昨年11月のアルバルク東京、レバンガ北海道戦以来今季2度目で、同一カードは今季初。第4クオーター(Q)、64-66からSF池田雄一主将(37)の3点シュートで逆転すると、勢いに乗り押し切った。

主将が大仕事をした。2点を追う第4Q残り3分25秒。池田は左サイドの角度のない位置でパスをもらうと落ち着いてセットし、得意の3点シュート。ボールがリングを捉えると場内は大拍手に包まれた。

7点ビハインドで始まった最終Q、追い上げる中でのビッグショット。「あの時間帯、いい流れでボールが来た。練習通りに打ち切れた」。池田がこの試合で放ったシュートはこの1本だけ。10分11秒の出場時間の多くを守備にあてた。それでもベテランらしく要所は押さえる。この後、新潟はリードを許さず、第4Q32得点の猛攻。主将が作った流れにチームが乗った。

白星を重ねて21年が始まった。「ホームでお客さんに連勝を見せられて良かった」と池田。「でも、まだ現状は変わっていない。1つ1つ積み重ねていかないと」とチームを引き締めることも忘れなかった。【斎藤慎一郎】