日本生命が3連覇を達成した。初優勝を狙った神奈川とのフルゲーム、3-2の熱戦を制した。

第1試合のダブルスは東京五輪代表の平野美宇、前田美優組が2-1で浜本由惟、長崎美柚組に先勝。だが、第2試合では森さくらが全日本覇者の石川佳純に1-3、第3試合は早田ひなが木村香純に1-3で敗戦。さらに第4試合では平野が長崎にマッチポイントを握られる場面もあった。

平野がこの窮地から巻き返して3-2で試合を制すると、勝負は1ゲーム制の延長戦に。再び早田と木村の勝負になると、12-10で早田が競り勝った。

勝利の瞬間、両腕で頭を抱えて涙し、日本一を表す一本指を天に向けた早田は、「私は今季、初めて有観客での試合で、みなさんのパワーが力に変わっていき、第3試合で思うようなプレーできず、開幕戦で2点(2試合)落として負けた記憶がよみがえったんですが、使ってくれた監督に感謝したい。最後にエースとしてここで勝利をお届けしたかった。3連覇達成できて良かったです」と感慨にふけった。