3月13日、F1の開幕前バーレーン合同テスト2日目が行なわれ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが1分30秒289のトップタイムを記録した。2番手にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが0.124秒差でつけた。いずれも5種類のうち最も柔らかいC5タイヤを使用したもの。

初日とは違って砂嵐の襲来はなく、時折強い風は吹くもののコンディションは大幅に改善。多くのチームがセットアップ作業に続いてロングランを行ない、セッションの最後には最も柔らかいC4やC5タイヤを投入して短いランでタイムアタックを行なった。ただしC5タイヤは同地で行なわれるバーレーンGPには投入されない柔らかすぎるタイヤであるため、あくまで参考値にしかならない。

アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は午前中を担当し、この日は順調に57周を走行。初日には使用できなかったC4タイヤを履いて午前の段階では5番手のタイムを記録し、総合で11番手となった。

レッドブル・ホンダは新加入のセルジオ・ペレスが終日ドライブし、硬いC2タイヤを中心に淡々とマシンセットアップのための走行を重ね、117周を走破して8番手のタイムを記録している。途中で走行中にリアカウルが吹き飛ぶアクシデントに見舞われたものの、ピットに戻って修復しその後も問題なく走行を続けた。

(米家峰起通信員)