女子柔道ブームを巻き起こした「YAWARA!」などの作品で知られる漫画家の浦沢直樹氏が、「古賀稔彦さんの柔道がなければYAWARA!はありえませんでした」と、92年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダルの「平成の三四郎」こと古賀稔彦氏の死を悼んだ。

浦沢氏は24日、ツイッターを更新し、同作の主人公、猪熊柔が得意技の一本背負いを繰り出したワンシーンをアップ。「古賀稔彦さんの柔道がなければYAWARA!はありえませんでした。あんなに見事な一本背負いを漫画でも表現してみたい。でもあの本物の迫力はなかなか出せませんでした」と振り返るとともに、「古賀さんの柔道はすごい刺激をいつも与えてくれました。本当にありがとうございました、古賀稔彦さん。謹んでご冥福をお祈りします」と追悼した。

関係者によると、昨年からがんの闘病中で24日朝に亡くなった。53歳だった。