男子バスケットボール界のホープ河村勇輝(19=東海大1年)が2日、アシックスジャパンとアドバイザリースタッフ契約を結び、バスケットボールシューズ型の特大名刺を手にあいさつした。

ミニバスケットボールをプレーしていた小学生時代からアシックス製のバスケットボールシューズを履いていたという河村。その後も現在に至るまで同社製シューズを愛用しており、「スピードと俊敏性を生かすのが自分のプレースタイル。そのパフォーマンスを最大限発揮してくれる」。信頼感を口にし、商品開発に携わることへの意欲を口にした。

アシックスとしては、バスケットボール以外の競技も含めて大学生アスリートと契約を結ぶのは初めて。選手の名前を冠した“河村勇輝モデル”のバッシュが登場する可能性について、同社の松下直樹常務執行役員は「今後、シグネチャーモデルの企画を進めていくものと考えている。河村選手のパフォーマンスをさらに高めるために何をしていければいいか、ともに研究し、新しい商品をつくっていきたい」と熱く構想を語った。

河村は昨季、福岡第一高をウインターカップ2連覇に導いた後、特別指定選手として三遠ネオフェニックスに一時的に加入し、当時のB1最年少出場記録などを更新。東海大に入学した今季は、同制度でB1横浜ビー・コルセアーズの一員として16試合に出場した。