16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(26)が所属するブリヂストンが4日、特設サイト「CHASE YOUR DREAM」で、萩野の動画を公開した。

「萩野公介『手紙』編」と題して、萩野の両親からの手紙を映像化したもの。「小さい頃から、体を動かすことが大好きだったあなた。2歳でもう25メートルプールの半分を1人で泳いでましたね」「必死に前に進もうとしているあなたに、親ができることは、ただ、応援すること。寄り添うこと」「2021年、悔いのないよう、存分にやりきってください」という両親の思いが、美しいアニメーションとともに表現されている。

萩野は、東京五輪代表選考を兼ねた日本選手権に出場中。8日は今大会の本命種目である200メートル個人メドレー決勝に出場する。

7日の準決勝は全体1位の1分58秒07で通過。決勝では日本水連が定めた派遣標準記録(19年世界選手権決勝ライン)の1分57秒98をクリアして、代表内定の瀬戸大也を除く最上位に入れば、同種目での代表切符を手にする。

萩野は、決勝に向けて「練習でやったいい泳ぎをしっかりと思い出して。まだ余力はあるので、死ぬ気で泳ぎたい」と決意表明。

決勝は午後5時40分にスタートする。